- 主な仕事内容と1日の流れを教えてください
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建築設備工事の現場代理人として、工事が図面通りに滞りなく進むように人、資材、工程、金銭等の管理をしています。これまでに学校、斎場、軽井沢の保養所、県立武道館など、さまざまな建物の現場代理人を務めてきました。
工事全体の状況、自分たちが担当する工事の状況を確認し、工事主体の担当者や現場スタッフと打ち合わせながら工事の進行を管理していく現場での業務と、工程を組んだり、資材購入の計画を立てたり、役所への申請手続きをしたりする事務所での業務があります。工事スケジュールも、事務系のスケジュールも、すべて自分で組んで、自分で進めていくんです。責任ある仕事ですが、自由さもあると感じています。
- 竹内設備はどんな会社?
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佐久エリアで実績を重ねてきた地元企業として、地域がよりよくなっていくことに使命感をもっている会社だと思います。水、空気、エネルギーなど、ふだんは当たり前で意識もしないし、建築設備そのものは目に見えづらいものですが、建物そのものや、建物を利用する人々にとって、非常に重要な役割を果たす部分。それを施工する責任と、専門企業としてのプライドがあります。グループとしての結束力や対応力もあると感じます。仲間なので、お互いに意見や課題を伝えやすいというのも、仕事のしやすさにつながっていますね。
仕事は、工事全体を請け負う建設会社などから提示される設計図面に基づいて各設備を施工することがほとんどです。ただ、佐久エリアは全国有数の寒冷地。冬の凍結対策には特に気を使います。お施主さんや設計者が東京という場合には、地元のプロとしてのアドバイスや提案をすることも多いですね。地元企業としての責任だと思っています。
業務に必要な資格取得や研修への参加を積極的に支援してくれること、設備専門のCAD導入など、業務改善の提案を前向きに検討してくれる点もありがたいです。
- この職場で働いて「よかった」と思うことは?
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2020年に自分の家を建て、あらためて建築設備の身近さ、大切さを実感する機会となりました。また、仕事を通じて、その仕組みや知識が自分の身についていることに、喜びのような感覚を覚えました。
私は美容師を経験して、まったく分野の違うこの業界に転職しました。もともと、ものをつくるのが好きで、新しいことに挑戦する意欲も旺盛です。その点では、美容師も建築設備の現場代理人も、非常に刺激的な仕事だと思っています。覚えなくてはならないことは、こちらの方が断然多いですが。
2020年に完成した県立武道館の建設工事では、所長として現場代理人を務め、貴重な経験をさせていただきました。温泉施設、病院など、これから取り組んでみたい設備工事がまだまだたくさんあります。その「おもしろさ」をぜひ経験してみたいですね。